大型の胎児で、２L容器に無理なく収まるサイズです。 処理・保存は非常に良い状態で、解剖実習にも充分に耐ええるレベルです。 【標本No.MKH２４２４】 捕獲日　２０２５年１月２８日 種名　　ニホンジカ（シカ科シカ属） 学名　　Cervus nippon 母体体重　３６Kg（失血後・子宮摘出後測定） 場所　　　３４°０１′４０．９０″N　　　　　 　　　　　１３４°１７′１８．７２″E　１９６m ＜エタノール浸漬条件＞　 全処理７０％エタノール使用 １）１４：１９　止め差し ２）１４：２７　エタノール温度確認　８．０℃ ３）１４：３１　開腹開始　　　　　　　　　　　 ４）１４：３２　子宮摘出　　　　　　　　　　 ５）１４：３３　胎児摘出　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ６）１４：３４　エタノール浸漬（１回目）　　　 ７）翌日１月２９日　　　　　　　　　　　　　　　 　　１４：０５　エタノール交換　新液温度6.1℃（２回目）　　 ８）翌々日１月３０日　　　　　　　　　　　　　　 　　１０：３５　エタノール交換　交換後の液温6.8℃（３回目）　　 ＞首根元に、血液の付着があります。臍帯を切断の際に流れ出た血液が付着したものです。そのままにしてあります。写真 ＞組織切片などを作成して組織/細胞レベルの観察をされる場合は、冷蔵保存をお勧めします。 ＞鑑賞いただくための保管は、常温で大丈夫です。 ＞直射日光の当たる場所での保管はお避け下さい。 ＞長いあいだ空気中に出しておくと表面が乾燥し、組織が変色してしまいます。スケッチなどをされる場合はタッパなどに入れて、上から液面越しに覗くとハッキリ観察できます。 ＞２－３か月で溶液の色が若干黄色になります。そのままでもまったく問題ありませんが、お気になるようであれば７０％エタノール溶液を２－３回交換いただければ、後は透明のまま保管できます。 ＞ホルマリンを使用していないため、一般家庭でも、保存・解剖いただけます。 ＞容器の密閉が完全でないため、長期間でエタノールが減ってきた場合には、７０％エタノールを添加してください。密閉の良い、ガラス容器に移し替えていただくことも良い方法です。