硯　龍渓硯　原石割り肌仕上げ 原石から割り出した石を、さらに上下２つに割り、割り面を丹念に精密に硯に研ぎ出した見事な硯だと思います。肌の色も落ち着きのある錆色で形もよく景勝の趣があります。　 随分昔の購入品で何回か使っていますが硯面が摩滅するほどではありません。他に日常使用の硯がありこの龍渓硯を使う事もほとんどないと思いますので愛着はありますが手放すことにしました。 見附の幅　　20 センチ 奥行　最大 7 センチ 高さ　7.5センチ 硯面の寸法　 ６センチ× 11センチ この硯は、景色がよい岩山の形です。 割り肌の石をつかんで蓋を開けると使いやすい硯面が出てきます。 〈「龍渓硯」の参考説明〉 デジタル大辞泉プラス 「龍渓硯」の解説より 〈長野県上伊那郡辰野町で生産される硯。 原材料の龍渓石は天龍川水系で産出される黒雲母粘板岩。 江戸時代、当時の高遠藩が財政難を立て直す目的で生産を奨励した。 江戸時代には「鍋倉硯」「高遠硯」などと呼ばれたが、1935年に当時の長野県知事が命名して現名称となる。〉